ザ・クロマニヨンズ、2007年9月12日リリースの2ndアルバム『CAVE PARTY』収録曲で、これもそのテイク。PUFFYヴァージョンは、その14日後にリリースされた10枚目のアルバム『honeycreeper』に収録されている。このアルバムに真島昌利は“はやいクルマ”と“はさんじゃうぜ”の2曲を提供しているが、そのうち“はさんじゃうぜ”の方は、PUFFYに提供し、その直前に出る自分たちのアルバムにも入れつつ、ということになったのはなんでか、詳しい事情は知りませんが、 マーシーの場合（ヒロトもだけど）、人に曲を提供するということに対してわりとラフというか、依頼を受けて構想を練ってじっくり書いて、という感じじゃなくて「あ、じゃあこの曲あげる」みたいなノリがある。人にあげた曲を自分でやることも、その逆も、人一倍抵抗がない感じというか。思い起こせば、近藤真彦に提供した“アンダルシアに憧れて”を、自分のソロ・デビュー・シングルにした頃からそうだ。今、調べたら、あの時も、ちょっとだけ自分の方のリリースが早かったことがわかりました。1989年の話です。 （文＝兵庫慎司 ロッキング・オン／RO69）