フジファブリック 08.フジファブリック「Bye Bye」
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解説
2009年のアルバム『Bring it!』に、フジファブリック志村正彦が提供した曲。このフジファブリック・ヴァージョンは、志村の急逝後に制作、リリースとなった5thアルバム『MUSIC』(2010年)に収録。同年7月に富士急ハイランドで行われたフジファブリックのイベント『フジフジ富士Q』のステージに出演した時、PUFFYのふたりは、これ、志村が実体験(つまり失恋)を元に書いた曲なのではないかと思う、ということを話しておられました。確かにこの曲、志村、「人に提供する」ということをなーんも意識せずに書いたのでは、ただ自分が思ういい曲を書いただけなのでは、という気がする。志村は歌いやすいんだろうけど他の人にとっては決してそんなことのないメロディと曲展開なので。で、最高なので。特にこの「思ったことをそのまんま書いているだけなのにやたら詩的」な感じ、すばらしい。
(文=兵庫慎司 ロッキング・オン/RO69)